びっ…chiちゃん!!!
④
kanon side
結局、何も異常はなく体育大会当日になった。
「母ちゃん、ごめんね、ゆづのことよろしくね」
「何言ってんの、親に気ぃ使わない!ほら、母ちゃん後で行くから先に行きな」
「はーい…」
「奏音…父ちゃんも種目までには間に合うようにするからな……」
「おいおい父ちゃん、俺は?」
「あ、あぁ、璃音も…」
「ったく…」
「璃音、行くよ!」
「おっけいっ」
こうして、体育大会の幕が開けた。