びっ…chiちゃん!!!
「ごめんね、みんな」
そう言って奏音は笑ってみせた。
「図星だったんだ、ゆづを預けて男の人と会ってたのはほんとだし。ほんとのこと言われてグサッときちゃった。自分が悪いんだけどね」
また奏音は笑った。
「馬鹿野郎」
桃真はギュッと奏音を抱きしめた。
「泣きたい癖に笑ってんじゃねーよ。何年幼なじみやってると思ってんだよ…」
「ごめん…」
奏音は泣いた。
奏音が泣き止むまで桃真は離れなかった。