びっ…chiちゃん!!!
「ごめん、桃真、ありがと。もう大丈夫」
目をパンパンに腫らした奏音は今度は本当に笑った。
「やんちゃで、我儘な奏音がすきだ。無理に大人にならなくていい。完璧なママじゃなくていい。もっと俺を頼ってよ」
奏音は目を見開く。
「えっと…これは……」
「告白だな(笑)」
戸惑う奏音に俺は言った。
「すぐに返事が欲しいわけじゃない。ただ、俺は奏音がすきだってことを知っていて欲しい」
「わ、わかった…」
「ただいまー。ゆづー?帰ってるのーー?誰か来てるのー?」
下から母ちゃんの声が聞こえてくる。
もうそんな時間か…。
「「お邪魔してます」」
颯と桃真が言う。