びっ…chiちゃん!!!
「奏音と璃音は後夜祭どうすんの?軽音部のライブと花火上がるらしいぜ」
颯が言う。
「奏音は?」
璃音が聞く。
「あたしはゆづ連れて帰るから」
「じゃあ俺も」
「璃音は行って来なって」
「なーに言ってんのっ!二人共行きなさい」
母ちゃんが言った。
「でも…」
「たまには母ちゃんにも甘えてよ、奏音…」
母ちゃんの手があたしの頭に触れる。
「奏音、行こっか」
璃音が言った。
「…そうだね。母ちゃん、ありがとう」
「んーん、行っといで」
「「はい!」」
あたし達はとりあえず着物を脱ぎに行った。