びっ…chiちゃん!!!
浮気されても、殴られてもただただ想い続けていた。
俺は泣いてる奏音をただ見てるだけだった。
そんなある日、奏音が妊娠している事がわかった。
妊娠してるとわかった途端、男はあっさり奏音の事を捨てた。
今度という今度は俺はただ見てるだけでは抑えきれなくなり、その男に殴りかかった。
そしたら「殴りたきゃ殴れば?」だって。
もう俺はこいつに何を言っても無駄だと思った。
その男と高校は別だった。
奏音が妊娠したとわかってから逃げるように県外に引っ越したらしい。
もう二度と顔見なくて済む。
奏音はただただ毎日泣いて過ごした。
何も食べなくてガリガリに痩せていった。