びっ…chiちゃん!!!


「あたし達に気を使ったんじゃない?そんなの使わなくていいのにね」

「俺は…2人になりたかった」

そう言ってあたしを見る桃真。

あたしは背が160ちょっとある。

桃真も160ちょっとだ。

あたしより少し桃真の方が高い。

昔はあたしの方が遥かに高かったのに…。

「ねぇ桃真…」

「んんっ」

あたしは桃真にキスをした。

少し背伸びしたら届く距離。

最初はびっくりしていた桃真も背中に手をまわす。


ヒュー…ドンッドドンッパチパチ…


花火の光に照らされる。
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