海の向こう
「まもなく~律海高校前です」
バスが止まり窓に写るのはこれから楽しく過ごす学校が目と鼻の先
須藤くんが先に降りて
くるっと振り向いて言った
『着いたな!じゃあ俺教室で彼女待ってんから、またな!』
須藤くんはそう言って
学校に駆け足で向って行った
「彼女が待ってる」
彼女...
今思えば彼女なんて中学以来その彼女とは
浮気されて
「光がつまんないからいけないんだよ?」
そう別れを告げられて大好きだった彼女は年上の男の方に行った
だからもう彼女っいう存在を隣にするのはもう怖い
俺は自分なりに精一杯尽くしたんだけどな