奏恋
一通り席を移動し終わり横を見ると平均身長よりかなり小柄な男子がいた。



「横の席?


よろしくね」


とりあえず挨拶をすると
向こうからも、よろしく~と、帰ってきた。 



「あれ?歌乃、太陽の横?」



と、声をかけてきたのは最近は全く…ではないがあまり話していなかった修哉。



「あっこの子太陽君って言うんだね〜」




と言おうとした…。




そう言おうとしたんだ…。




この子。といった瞬間頭をパコーン!と殴られた…。




会って数分の、この横の男子。



太陽くんに…。







えっ?







あとから聞いた話


太陽は、身長が低いのがコンプレックスらしい。



だから、この子、と年下呼びされた瞬間ムカついて…




らしい。




身長伸ばすために空手もやってるんだとか。




それを聞いて




空手=身長のびるなんて聞いたことねぇよ



といいそうになったが、まぁ、太陽がかわいそうだし、やめておいた。





そして話しててわかったことがある。




こいつ、身長低いくせに態度はでかい…。



もちろんこんなこと本人に言ったらきっと私の明日はやってこないからもちろん言いませんけどね?







「とりあえず太陽!よろしくね!」






何かが始まる予感がした




何が始まるかはわからないけど、



なんとなく良い予感がしたんだ。



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