神様、この恋をよろしくお願いします。
全然ノリ気じゃなかった、今日は塾の日だった。
無理くり動かした重たい頭に、はぁっと重めの息を吐きながらお母さんのお迎えを待っていた。
疲れちゃった…
全然勉強する気になれないし、…それはいつもなれないけど今日は特になれなくて。
ちんぷんかんぷんで何も思い出せないし。
なんで今日学校に来なかったのかな?
悠…
スマホを取り出した。
でも悠の番号知らないんだよね。
連絡もできないんだ。
もう一度、はぁっと息を吐いて諦めたようにスマホをポケットにしまおうと思った。
「あ」
パチッと目が合った。
昨日の帰りみたいに。
「悠…!」
今日は誰かに追われてもない、だけど一度合った視線をフッと逸らしてあたしの前を通り過ぎた。
「待ってよ!」
歩くスピードの速い悠を駆け足で追いかけた。
「ねぇ、待ってってば!」
「……。」
「悠!」
「…。」
「ねぇっ」
やっと足を止めた悠がかったるそうに振り返った。
「また怒られるぞ」
いつもみたいに眉毛にしわを寄せて、いつもよりめんどくさそうに。
「あの、昨日っ」
「お前あんま俺に構うなよ」
「え…?」
遮るように話し出した悠はキッとした瞳であたしを見てた。
線を引かれたみたいだった。
これ以上は近付かせないように。
「…どうして?」
「そーゆうのいらないから」
「でも…1人で寂しくない?」
「全然」
スパッと言い捨てられたその言葉の次になんて言えばいいのか何も出て来なかった。
おはようもまたねも、言えないから…。
無理くり動かした重たい頭に、はぁっと重めの息を吐きながらお母さんのお迎えを待っていた。
疲れちゃった…
全然勉強する気になれないし、…それはいつもなれないけど今日は特になれなくて。
ちんぷんかんぷんで何も思い出せないし。
なんで今日学校に来なかったのかな?
悠…
スマホを取り出した。
でも悠の番号知らないんだよね。
連絡もできないんだ。
もう一度、はぁっと息を吐いて諦めたようにスマホをポケットにしまおうと思った。
「あ」
パチッと目が合った。
昨日の帰りみたいに。
「悠…!」
今日は誰かに追われてもない、だけど一度合った視線をフッと逸らしてあたしの前を通り過ぎた。
「待ってよ!」
歩くスピードの速い悠を駆け足で追いかけた。
「ねぇ、待ってってば!」
「……。」
「悠!」
「…。」
「ねぇっ」
やっと足を止めた悠がかったるそうに振り返った。
「また怒られるぞ」
いつもみたいに眉毛にしわを寄せて、いつもよりめんどくさそうに。
「あの、昨日っ」
「お前あんま俺に構うなよ」
「え…?」
遮るように話し出した悠はキッとした瞳であたしを見てた。
線を引かれたみたいだった。
これ以上は近付かせないように。
「…どうして?」
「そーゆうのいらないから」
「でも…1人で寂しくない?」
「全然」
スパッと言い捨てられたその言葉の次になんて言えばいいのか何も出て来なかった。
おはようもまたねも、言えないから…。