神様、この恋をよろしくお願いします。
「はぁ…」
勝手に息が漏れる。
今日も悠は教室に来てないから。
てゆーか学校には来てるのかな?
体育館裏にも行けなくて、何してるのか全然わからないや。おはようだって言えてないし。
「小夏、どうしたの?なんかあった?」
廊下の窓から動かないあたしを変に思ったナナが話しかけてくれた。
「えっ、何にもないよ!今から数学じゃん!?当たるの嫌だなぁって、ナナは予習やって来た!?」
なのに気持ちを感じ取られるのが嫌で一気に喋っちゃった。
窓の外見ながら悩むような内容じゃなかったよね、話のミスチョイスだったかもしれない。
「…今日小夏は当たらないんじゃない?前当たってたし」
「あ、そっか、そうだよね」
キーンコーンカーンコーン…
予鈴のチャイムが鳴った、もうすぐ授業が始まる。
「行こ、小夏」
「うん…」
もう5時間目が始まる。
今日は来る気ないのかな…
またはぁって息が漏れちゃいそうだった。
モヤモヤして重たい。
心臓に重りでもくっついてるんじゃないかってぐらい。
「小夏っ」
「うん、行くよ」
動かないあたしをもう一度呼んだ。
授業は受けなくちゃと、窓の外を見るのをやめようとした時だった。
ふと目に入って来た。
向かいの校舎の屋上のフェンス越しに、キラキラの髪が。
「…!」
来てたんだ…!
でも今日は屋上にいるなんて、何してるんだろう?
気になってつい凝視しちゃってると、ぞろぞろと人が増えた。
遠くてよくわからなかったけど、もう2回あったんだ。
きっと3回目も…!
その先はもう考えてる暇なんてなかった。
もう走り出していた。
「小夏!?どこ行くの!?」
「ごめん、あたしお腹痛くて!」
「えっ、大丈夫!?」
「うん、大丈夫だから!」
またナナにテキトーなこと言っちゃった。
だけど今見過ごしたらあたしは絶対後悔するから。
もう後悔したくないから。
屋上まで全速力で走った。
勝手に息が漏れる。
今日も悠は教室に来てないから。
てゆーか学校には来てるのかな?
体育館裏にも行けなくて、何してるのか全然わからないや。おはようだって言えてないし。
「小夏、どうしたの?なんかあった?」
廊下の窓から動かないあたしを変に思ったナナが話しかけてくれた。
「えっ、何にもないよ!今から数学じゃん!?当たるの嫌だなぁって、ナナは予習やって来た!?」
なのに気持ちを感じ取られるのが嫌で一気に喋っちゃった。
窓の外見ながら悩むような内容じゃなかったよね、話のミスチョイスだったかもしれない。
「…今日小夏は当たらないんじゃない?前当たってたし」
「あ、そっか、そうだよね」
キーンコーンカーンコーン…
予鈴のチャイムが鳴った、もうすぐ授業が始まる。
「行こ、小夏」
「うん…」
もう5時間目が始まる。
今日は来る気ないのかな…
またはぁって息が漏れちゃいそうだった。
モヤモヤして重たい。
心臓に重りでもくっついてるんじゃないかってぐらい。
「小夏っ」
「うん、行くよ」
動かないあたしをもう一度呼んだ。
授業は受けなくちゃと、窓の外を見るのをやめようとした時だった。
ふと目に入って来た。
向かいの校舎の屋上のフェンス越しに、キラキラの髪が。
「…!」
来てたんだ…!
でも今日は屋上にいるなんて、何してるんだろう?
気になってつい凝視しちゃってると、ぞろぞろと人が増えた。
遠くてよくわからなかったけど、もう2回あったんだ。
きっと3回目も…!
その先はもう考えてる暇なんてなかった。
もう走り出していた。
「小夏!?どこ行くの!?」
「ごめん、あたしお腹痛くて!」
「えっ、大丈夫!?」
「うん、大丈夫だから!」
またナナにテキトーなこと言っちゃった。
だけど今見過ごしたらあたしは絶対後悔するから。
もう後悔したくないから。
屋上まで全速力で走った。