神様、この恋をよろしくお願いします。
30分ぐらい待って、やっとあたしたちの番が来た。
鉄板の上で広げられたアイスがくるくると巻かれてく、必死にスマホで撮ってたら悠に何が楽しいの?って言われたけど。
楽しいよ。
悠がいたら。
あたしは楽しい。
「お待たせしました、クッキークリームです!」
「ありがとうございますっ」
「スプーンは2つでいいですか?」
「はいっ!」
スプーンは2つ、それだけで気分が高まっちゃってあたしは浮かれてた。
この時はまた悠と距離が近付けた気がしてたの。
お店の奥に設置されていたカウンターで食べることにした。
イスはないから立ったまま、悠にスプーンを渡していただきますをする。
「めっちゃ可愛いね!」
「…うん」
「それ思ってないじゃん!」
「アイスに可愛いも何も」
「可愛いでしょ、生クリームの乗せ方とか!」
「え、どの辺が?」
悠が一口アイスを食べた。
感想が聞きたくてそわそわしてるあたしを見て、食いづらいって笑った。
だからまた浮かれちゃった。
2人で1つのカップに入ったロールアイスを食べる。
それってなんだか、ドキドキして。
こんなにおいしいアイスは初めてだったよ。
「ねぇ、悠」
「んー」
だから今なら聞けると思ったんだ。
「あたしたちってさ…」
その答えに自信だってあったから。
「付き合ってるよね?」
笑って答えてくれると思ったんだよ。
「別れるか」
あたしが聞きたい答えはそれじゃなかった。
鉄板の上で広げられたアイスがくるくると巻かれてく、必死にスマホで撮ってたら悠に何が楽しいの?って言われたけど。
楽しいよ。
悠がいたら。
あたしは楽しい。
「お待たせしました、クッキークリームです!」
「ありがとうございますっ」
「スプーンは2つでいいですか?」
「はいっ!」
スプーンは2つ、それだけで気分が高まっちゃってあたしは浮かれてた。
この時はまた悠と距離が近付けた気がしてたの。
お店の奥に設置されていたカウンターで食べることにした。
イスはないから立ったまま、悠にスプーンを渡していただきますをする。
「めっちゃ可愛いね!」
「…うん」
「それ思ってないじゃん!」
「アイスに可愛いも何も」
「可愛いでしょ、生クリームの乗せ方とか!」
「え、どの辺が?」
悠が一口アイスを食べた。
感想が聞きたくてそわそわしてるあたしを見て、食いづらいって笑った。
だからまた浮かれちゃった。
2人で1つのカップに入ったロールアイスを食べる。
それってなんだか、ドキドキして。
こんなにおいしいアイスは初めてだったよ。
「ねぇ、悠」
「んー」
だから今なら聞けると思ったんだ。
「あたしたちってさ…」
その答えに自信だってあったから。
「付き合ってるよね?」
笑って答えてくれると思ったんだよ。
「別れるか」
あたしが聞きたい答えはそれじゃなかった。