神様、この恋をよろしくお願いします。
Wish6.あたしと
「37.8°…今日は学校休みね」
朝起きたら頭が痛くて体が熱くて大不調だったあたしに体温計を持ったお母さんが眉毛を吊り上げた。
やばい、その顔は嫌な予感しかしない。
「だいったいねぇ!あんな雨の日にどうして傘ささないで帰って来るのよ!持って行ったでしょ!あれだけ濡れて帰ってきたら誰でも風邪ひくわよっ!!」
「…ごめんなさい」
お母さんの大声が頭に響く、ただでさえ痛い頭がその衝撃にぐわんぐわんと揺れた。
てゆーかそんなこと言われなくてあたしだってわかってるし。
「今日は大人しく寝てなさいよ!」
「…はい」
「薬置いとくから、ちゃんと飲んで寝る事!」
「わかりました…」
渡された薬を無理くり流し込んですっぽり丸まるように布団の中に入った。
こんなに体がだるいのは久しぶりかも。
お母さんがあんなに怒るのもわかる、全身川に飛び込んだかのようにびしょ濡れでリュックの中の教科書たちも無残な姿だった。
…でも昨日はそんなこと気にならなかったんだもん。
「………。」
悠はどうしてるかな?
悠も風邪引いてないかな?
連絡したいなぁ
したいけど、体調悪すぎて電話する気力もない…っ
朝起きたら頭が痛くて体が熱くて大不調だったあたしに体温計を持ったお母さんが眉毛を吊り上げた。
やばい、その顔は嫌な予感しかしない。
「だいったいねぇ!あんな雨の日にどうして傘ささないで帰って来るのよ!持って行ったでしょ!あれだけ濡れて帰ってきたら誰でも風邪ひくわよっ!!」
「…ごめんなさい」
お母さんの大声が頭に響く、ただでさえ痛い頭がその衝撃にぐわんぐわんと揺れた。
てゆーかそんなこと言われなくてあたしだってわかってるし。
「今日は大人しく寝てなさいよ!」
「…はい」
「薬置いとくから、ちゃんと飲んで寝る事!」
「わかりました…」
渡された薬を無理くり流し込んですっぽり丸まるように布団の中に入った。
こんなに体がだるいのは久しぶりかも。
お母さんがあんなに怒るのもわかる、全身川に飛び込んだかのようにびしょ濡れでリュックの中の教科書たちも無残な姿だった。
…でも昨日はそんなこと気にならなかったんだもん。
「………。」
悠はどうしてるかな?
悠も風邪引いてないかな?
連絡したいなぁ
したいけど、体調悪すぎて電話する気力もない…っ