*冬詩集*
あなたは いつも笑っていて
涙なんか一度も 見たことが
なかった……
だから 驚いた
あなたが あたしの ベットに
プレゼントを 置いていた時…
ぽろりと 頬を つたう
あの涙…
あなたは 言った。
“これで最後だ”
あたしは その夜
泣いて 泣いて 喚きまくった
あなたからの 最後の
プレゼント
『See you.』
と書かれていた 綺麗な
指輪…
また 会うこと なんて
ないくせに……
―END―