兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
私の体をひょいっと背負っておんぶすると、すたすたと階段を降り始める。

「優莉ー頑張ってー。」
母が近づいてきて、私の体をゆする。
「これはだめね。」
そう言って洗面台に連れて行かれる私についてくる母。

途中から父も加わる。

「ほら、優莉頑張って目を開けてー。」
蓮人が私を背中から降ろすと、父と母の連係プレーで私を椅子に座らせる。
そのまま、私の体を倒して洗面台で髪を洗われる私。
目を閉じたままでも強制的に支度を進められる私。

蓮人は隣の洗面台で自分の支度をしている。
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