兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
「やりかえしなさい」
「母さん、それはだめだろう」
「だってお父さん、我が家は喧嘩両成敗でやってきたでしょ?大学生になっても変わらないわよ。」
「・・・そうか・・・?」
両親も仲良くあれこれ話しながら歩く駅までの道。

その時、母が自分のバックにリビングから持ってきた写真を入れていることを私は知らなかった。

駅について、蓮人と父に私と母は手を振って別れた。

手を振って別れてから、別々の階段を登ると、駅のホームで電車を待つ。

その時、線路を挟んで向こう側に父と蓮人の姿を見つけた。
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