兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
「照れんな」
修平の腕につかまる私。
動けなくなって、私は窓の外を見ながらどうか顔が赤くなりませんように。動揺していることがばれませんようにと願う。
「照れてません。」
「離すなって。危ない。安全第一。」
私が修平の腕を離そうとすると、修平は私の手の上から自分の手を重ねて、離せないようにした。
「ちっさい手」
重ねられた修平の手は私の手をすっぽりと隠してしまうくらい大きい。
筋の通った長い指。
私よりも明らかに熱い体温。
別に好きじゃない。
でも、こんな風にされたら、どきどきするのは不可抗力だ。
修平の腕につかまる私。
動けなくなって、私は窓の外を見ながらどうか顔が赤くなりませんように。動揺していることがばれませんようにと願う。
「照れてません。」
「離すなって。危ない。安全第一。」
私が修平の腕を離そうとすると、修平は私の手の上から自分の手を重ねて、離せないようにした。
「ちっさい手」
重ねられた修平の手は私の手をすっぽりと隠してしまうくらい大きい。
筋の通った長い指。
私よりも明らかに熱い体温。
別に好きじゃない。
でも、こんな風にされたら、どきどきするのは不可抗力だ。