兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
でも・・・このどきどきは・・・修平に対するどきどきなのだろうか・・・。


ちらりと修平の方を見上げる。

顔は全然似ていない。
けど、そっけない態度やどこかかすれた声、私よりも高い身長、熱いくらいの体温・・・。

つくり出す雰囲気が、やっぱり似ている。


「優莉」
「ん?」
「俺、やっぱり優莉のこと好きだわ。」
「へ?」
急に聞こえた言葉に修平の方を見る。
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