兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
そして、蓮人への感情はきっと違うと決めつけることにした。

蓮人への想いは兄妹としての、家族としての思い。
修平と同じように、おいしいものやきれいなものを共感してほしいと思うのは、笑顔が見たいと思うのは、きっと家族だからだ。

そう思い込むことで私は自分を守ろうと必死だった。



「コンビニの新発売のプリンがめちゃくちゃうまくて、優莉にも食べてほしいんだ。」
修平の誘いがきっかけで私たちは駅の近くのコンビニに寄った。

「すっごいなめらかでさ。絶対に優莉の好みだって。」
手をつなぎプリンがあるコーナーの方へ向かう私たち。
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