兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
「なんでだろ。」
修平も一緒になって笑う。

私が今、前を向いて毎日歩き出せているのも、こうして笑えているのも、すべては修平がいてくれるからだ。

「よしっ!プリン行こう。」
私たちは家のそばにあるコンビニで、お目当てのプリンを買い近所の公園で食べた。

滑らかな舌触りのプリン。

でも今まで食べたプリンの中で一番カラメルが辛く、苦く感じたのは、私の心に何かが引っ掛かっていたからかもしれない。
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