兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
学校から10分で着く家までの道のり。
車がついてもなかなか動き出すことができない私。
「ほら、おんぶしてやるから。」
そう言って父が後部座席の扉の前にしゃがむ。
「腰、やるだろ。」
見ていた蓮人が自分の荷物と私の荷物を父に託し、後部座席に横になっている私の体をぐいっと持ち上げて、おんぶする。
いつの間にか父よりも背が高くなった蓮人。
力もかなわない。
私のことを簡単に持ち上げられるようになってしまった。
「なんか・・・悔しい・・・」
背中でつぶやく私の言葉に、ふっと笑いながら「何と競ってんだよ」という蓮人。
車がついてもなかなか動き出すことができない私。
「ほら、おんぶしてやるから。」
そう言って父が後部座席の扉の前にしゃがむ。
「腰、やるだろ。」
見ていた蓮人が自分の荷物と私の荷物を父に託し、後部座席に横になっている私の体をぐいっと持ち上げて、おんぶする。
いつの間にか父よりも背が高くなった蓮人。
力もかなわない。
私のことを簡単に持ち上げられるようになってしまった。
「なんか・・・悔しい・・・」
背中でつぶやく私の言葉に、ふっと笑いながら「何と競ってんだよ」という蓮人。