兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
蓮人も一緒になって、両親を説得してくれて、何とか学校に登校できた私。

「優莉、飯、行くぞ。」
いつもは別々に食べる食事。
でも蓮人は私の食事の量を確認するために、昼食の時間に私のクラスに来た。

「うん・・・」
蓮人に呼ばれて、おとなしく廊下へ出る私。
「中庭でいい?」
「うん」
蓮人は私と並んで歩き始める。

「具合は?」
「平気」
「嘘つけ。顔色悪いぞ。」
歩くスピードをあわせながら私の顔色を見る蓮人。
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