兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
「ばか」
冗談交じりで言いながら、私は顔をそむける。

「頑張る。一緒にがんばろうな。」
「うん」
私の想いもわかっている蓮人。
今日、学校に来られるようにしてくれたのも、私の想いをわかってくれているからだ。

これは双子だからなのだろうか。

だからこんなにも想いが伝わるのだろうか。

お互いがお互いの一部のように、痛みも喜びもすべて伝わりあうのだろうか。

「少し寝るか?」
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