兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
蓮人の言葉に甘えて、私は蓮人に寄りかかり、目を閉じる。

季節は夏に変わろうとしている。

少しずつ強くなる日差し。

風が吹くとかすかに蓮人のにおいがする。

心地よい空間に、私はいつの間にか眠ってしまっていた。




こうして、蓮人に支えられながら、私は無事に入院することなく、高校生活最後のバスケの大会にマネージャーとして参加することが決まった。
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