そしてきみは朗々と未来を語った(詩集)

砂時計

「砂時計」


この楽しい時間が、砂が落ち切ったときに終わるのなら、私は全力でそれを阻止したい。彼の目を盗んで、砂時計をひっくり返し、この時間を永遠にしたい。たとえ盗人だと咎められようと、今、この瞬間、彼の時間を私のものにできるなら。何度だって盗みを犯すよ、なんて。



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