たとえこの世界から君が消えても
第3章 時を越えて
1
リビングで寝転がってスマホをいじっていると、丸めた雑誌で頭を叩かれた。
「いっ…!何すんだよ!」
慌てて起き上がり、叩いてきた母親を睨みつける。
「何すんだよ、じゃないでしょ。朝ご飯できてるから早く食べなさい。暇ならダラダラしてないで、ちょっとは手伝いなさいよ」
朝から小言を言ってくる母親に、ため息をつきながら立ち上がる。
食卓を通り過ぎ、玄関に真っ直ぐ向かうと慌てたように母親が後ろから追いかけてきた。
「ちょ、どこ行くの?」
「学校だけど、なに?」
「朝ご飯は?食べていかないの?」
「いらねぇ」
ぶっきらぼうに言い放ち、家を出ようとする俺をそれでも母親は止めてくる。
「だめよ。朝ご飯食べないで倒れたらどうするの?少しでもいいから食べて…」
「うるせぇよ!俺の体なんだからどうでもいいだろ!おまえなんて大嫌いなんだよ!話しかけんな!」
「あ、蓮…!」
名前を呼んでくる母親を無視して、思いっきりドアを閉める。
「いっ…!何すんだよ!」
慌てて起き上がり、叩いてきた母親を睨みつける。
「何すんだよ、じゃないでしょ。朝ご飯できてるから早く食べなさい。暇ならダラダラしてないで、ちょっとは手伝いなさいよ」
朝から小言を言ってくる母親に、ため息をつきながら立ち上がる。
食卓を通り過ぎ、玄関に真っ直ぐ向かうと慌てたように母親が後ろから追いかけてきた。
「ちょ、どこ行くの?」
「学校だけど、なに?」
「朝ご飯は?食べていかないの?」
「いらねぇ」
ぶっきらぼうに言い放ち、家を出ようとする俺をそれでも母親は止めてくる。
「だめよ。朝ご飯食べないで倒れたらどうするの?少しでもいいから食べて…」
「うるせぇよ!俺の体なんだからどうでもいいだろ!おまえなんて大嫌いなんだよ!話しかけんな!」
「あ、蓮…!」
名前を呼んでくる母親を無視して、思いっきりドアを閉める。