たとえこの世界から君が消えても
…やっとわかった。
母さんが二十二年の時を経て来たんじゃない。
俺が、二十二年前の図書室に来ているんだ。
それに、陽菜先輩と会えるのはなぜか昼休みの間だけ。
昼休みが終わり、この図書室を出ることで俺は元の世界に戻ってしまうのだろう。
「昼休みは暇だし、毎日来ますよ」
たとえ、昼休みだけでもいい。
理由とか、きっかけなんてどうでもいい。
目の前で変わらない俺の大好きな笑顔を見せる“陽菜先輩”と会えるなら、時を越えてこの場所に来てやる。
母さんが二十二年の時を経て来たんじゃない。
俺が、二十二年前の図書室に来ているんだ。
それに、陽菜先輩と会えるのはなぜか昼休みの間だけ。
昼休みが終わり、この図書室を出ることで俺は元の世界に戻ってしまうのだろう。
「昼休みは暇だし、毎日来ますよ」
たとえ、昼休みだけでもいい。
理由とか、きっかけなんてどうでもいい。
目の前で変わらない俺の大好きな笑顔を見せる“陽菜先輩”と会えるなら、時を越えてこの場所に来てやる。