月と黒猫
しばらく歩いていると、ポツンと小さな光が見えてきました。

それは、二人が目指しているカヨちゃんの家でした。

カヨちゃんの瞳は徐々に輝いていきました。


家がはっきり見えてくると、カヨちゃんは走り出しました。

カヨちゃんが家のドアを開けると、カヨちゃんのママが出迎えました。


「カヨちゃん!!」


カヨちゃんのママはカヨちゃんをぎゅっと抱き締めました。


「心配してたのよ、カヨちゃん!」


ニャーはその様子を少し離れたところからそっと見つめていました。


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