また雨の日に殺人を。
「いや、ハヤテは傘なくても平気っていってたから」


「まぁ言ったけどさ、寂しいな〜てかバスきたじゃん」
切り替えが早い。



「おじちゃーん乗るねー」
ハヤテが最初にズカズカと自分の家のように入る。
ひいけ村行きバスはほぼ私たちしか乗らない。
19時半を過ぎるともう私たち専用バスみたいなものだ。


「あいよー、なんか雨降ってきたなぁ」
おじちゃんが呑気に話しかけてくる。



「そうですよね。でも少しだから良かったです」


「そうだなぁ。じゃあうごくねー」



「「「はーい」」」
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