また雨の日に殺人を。
「てか、フウカと母さんに連絡しても繋がらないんだけど」


「えーご飯食べてんじゃない?」


「あーそれはあるかも。」



「雨降ってるから確認したかったのに」


「まぁでも雨降っててもバス停からハヤテは家近いじゃんね」
アオバが言う。


「まぁな朝は誰かさんのためにバス停超えて坂道も登ってわざわざ迎えにいってあげてるからな」
誰かさん、つまり私の方を向く。


「ご、ごめんネー」
手を合わせて申し訳なさそうに謝る。


「はぁ」


「まぁ、でも喋ってるうちにもう着きそうだよ」
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