また雨の日に殺人を。
靴に濡れた泥くっつき転びそうになる。

「大丈夫?」
アオバが転びそうになった部分を見ていた。


「う、うん大丈夫」
少し恥ずかしい。


走るたび、ぐちょぐちょ、と雨とドロの混ざった音が聞こえる。


靴の中に水が入ってきて気持ちが悪い。


走って2分すぐついた。


「かあさーんただいまー」

がらがらと引き戸タイプの玄関を開ける。

ハヤテは手でちょいちょいと2人も入りなと合図する。


「「おじゃまします」」
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