ごくごく普通なわたしと美川くんの平凡な日常
そしてお弁当の中身に関してはごはん食べる時は一緒なんだし別におかしなものは入ってないって知ってるはずなんだけどなぁ。彩りも綺麗だし、自慢してもいいんじゃないかなってレベル。
それどころかわたしの好みの味付けに近いし嫌いな食べ物の入ってないとても嬉しいお弁当である。好み云々はわたしが伝えたのもあるけど、それに対応してくれるところも大変ありがたい。
「いや心配してるのはそういうのじゃなくてストーカー特有のそういうのなんだけど」
「???」
「よくある過激なやつよ。体の一部混ぜ込むとかヤバめの薬とか」
「あぁ、そういう」
成る程言いたかったのはそういう系統のか。実はあぁいうのってフィクションだと思ってた。
「大丈夫だよ。何回か髪の毛入ってたのとか貰ったことはあるけどちょっとどうやって食べたらいいかわからなかったから美川くんに相談したし」
「え。あったの。てか美川くんって誰」
「んーと、ストーカーさんたちをまとめてる人…?」
「それってヤバい変なやつ筆頭では」
「でも害ないしなー」