死ぬ死ぬ詐欺の祖母から自由になれたら、悪役令嬢に任命されて辺境伯と幸せな暮らしをすることになりまして。
【登場人物】
ノエル・アカシャール
20歳。黒髪赤目。
家を叔父夫婦に乗っ取られ、立場が弱くなった祖母が不幸を嘆いて「もうすぐ死んでしまう」という死ぬ死ぬ詐欺を繰り返し、仕方なく使用人のように働いて生きてきた。
完全なる行き遅れであり、結婚を諦めかけていたが町に買い物に来ていたら拉致され隣国に売らる。
さらに陰謀に巻き込まれるが辺境伯となった元王子と結婚して自由で幸せな新婚ライフを送る。

ユキノ・エッシェンレアンス
26歳。白髪紫目。
隣国リアンス王国の王太子。
我儘な婚約者にうんざりし、優秀な弟に王太子の座を譲るため婚約破棄騒動を起こすための悪役令嬢役を探していてノエルと出会う。
辺境伯に収まり、ノエルと自由で幸せな新婚ライフを送る。

ガゼリ・ジェルガーン
26歳。茶髪緑目。
ユキノの側近。
性格と口が悪く、人に誤解されやすい。……されやすい?

オリガ・アカシャール
ノエルの祖母。
死ぬ死ぬ詐欺でノエルを叔父夫婦から守っていた。
夫を亡くし、息子夫婦まで早死にしたため、ノエルのことをとても大切に思っている。

ノエルの叔父夫妻。
ノエルの両親が事故死したのをいいことに、実家に出戻り、実母を奥の間に軟禁しノエルをこき使っていた。
家の財産を食い潰し、ついにノエルを隣国に売り払う。

ハルノ・エッシェンレアンス
ユキノの弟でリアンス国の第二王子。
優秀だが兄への依存が高く、自分で物事を判断するのが苦手。
それがユキノに「このままでは弟がダメになる」と思わせてしまった。

ジュディア・エンカ
ユキノの元婚約者。
王妃以外に興味はなく、ユキノが王位継承権を破棄すると言うとあっさりハルノに鞍替えした。
だが王妃教育は受けており、モノをはっきり言うタイプなのでなんだかんだ上手くやっている模様。
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