経理部の女王様が落ちた先には
こんな無謀な方法で上手くいくとは思えなかったけれど、あの人が説明してくれたように忠実に守った。
最初は驚かれることも多かったけど、何故か疎まれることはなく・・・
“わたし”でいた前の会社よりも、人間関係は問題ない。
経理部の岸部長も宮本副部長も、私を受け入れ、そして、しっかりと指導してくれた。
それでも・・・
「麻美さん、また新しい付箋?
今回は、ネコちゃんなのね?」
宮本さんが楽しそうに笑いながら、付箋を付けていく私を見ている。
この付箋だけはどうしても止められず・・・。
可愛い付箋の付いた資料を持ち、ゆっくりと椅子から立ち上がる。
「他の部署、行ってきます。」
そう言って、ピンヒールで歩き出す。
最初は驚かれることも多かったけど、何故か疎まれることはなく・・・
“わたし”でいた前の会社よりも、人間関係は問題ない。
経理部の岸部長も宮本副部長も、私を受け入れ、そして、しっかりと指導してくれた。
それでも・・・
「麻美さん、また新しい付箋?
今回は、ネコちゃんなのね?」
宮本さんが楽しそうに笑いながら、付箋を付けていく私を見ている。
この付箋だけはどうしても止められず・・・。
可愛い付箋の付いた資料を持ち、ゆっくりと椅子から立ち上がる。
「他の部署、行ってきます。」
そう言って、ピンヒールで歩き出す。