経理部の女王様が落ちた先には
支社に戻りまたみんなが仕事を始める中、俺は別室に行き電話を掛ける。



『やっとお前から電話掛けてきたか!』



「ああ・・・あの子は?どうしてる?」



『・・・最近は、毎日は行ってないみたいだな、喫茶店。』




胸が・・・締め付けられる・・・。




「なあ・・・まだ、ダメ?」



『あともう少しだな。
その人数でもこっちの4分の3はいけるだろ?』



「・・・っどうすんだよ!!!
手遅れになったら・・・っどうすんだよ!!!??」



『とりあえず、1回本社で打ち合わせもしよう。
あの子にも少しだったら会っていいから。
ただし、眼鏡とネクタイは外すなよ。』
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