経理部の女王様が落ちた先には
「支社長!?もう戻ったんですか!?」



とんぼ返りした俺に、支社のメンバーが驚いている。



「仕事しないといけないからな。」



そう言いながら、椅子に座る。



「てっきり、彼女さんにも少し会ってくるのかと思ってました!!!」


「会ったよ、少しだけ。」


「少しって、この時間なら本当に少しですよね!?どうでした?」


「相変わらず可愛かった。」


「ちょっとみんな~!
支社長様が急にノロケだしたんですけど~!」



そんな話に、支社のメンバーが盛り上がる。
良い盛り上がりだと思う。
こんな雰囲気の時は、必ず起こる・・・。




俺の直感が騒ぎ出した・・・。





勢い良く、支社の扉が開いた。






「やりました!!!!
この前の大手、ついに契約貰いました!!!!」




結城直人side......
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