経理部の女王様が落ちた先には
「花崎さん、もう定時!
今日はこのまま上がって?」



宮本副部長が、わたしに鞄を渡し持たせてくれた。



「花崎さん、残りは私達でも出来ますので!」



今日は何故かパートさんも3人とも残っている。




岸部長が優しくわたしの背中に触れながら、開いた扉にわたしを促す・・・




「行っておいで・・・」





岸部長、宮本副部長、そしてパートさん3人が経理部の扉の前に立ち、わたしを優しく見ている。





わたしはよく分からず・・・





「お疲れ様でした・・・。」





と言い、会社を出た。
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