経理部の女王様が落ちた先には
「いや~!よかったよ花崎さん!」


「内容も良かったけど、ただ見てるだけでも、ねえ!」


「実に良い時間だった!!」



と、役員の人達が出ていき、その後に各部署の部門長が・・・
そして、1番若手の結城部長が・・・



扉から出ようとしたのを止め・・・



そのまま、副社長室の扉を、閉めた・・・。




「花崎さん、よくまとまっていましたね?」



「ありがとうございます・・・。」



結城部長が、虫1匹も殺せないような顔で、笑顔を貼り付けたような顔で、私に向かい歩いてくる。



「・・・ここの分析なのですが、僕の意見も聞いてもらますか?」



「・・・っっ」



資料の先端を、私の高級なスーツのジャケットの上から、胸の先端があるであろう場所に触れる。



「今夜、僕とお食事行きませんか?」



笑顔を貼り付けたように笑う結城部長が、私を見下ろしながら言う。



私は、無理矢理深呼吸をして、1歩下がりお辞儀をする。



「失礼致します。」



たったこれだけで興奮してしまっている私。



それと、虫1匹も殺せないような顔で、“菩薩”と呼ばれる結城部長もまた、スーツのズボンのソコを、大きく膨らませていた。
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