経理部の女王様が落ちた先には
「お疲れ様です。」


『お疲れ様です。
今日、何時頃に終わりそうですか?』


「何故ですか?」


「僕に、少し時間を貰えないかな?
本社に寄るから、少しだけでも。」


「申し訳ありません。
お昼休みも終わりますので、失礼致します。」



そう、ゆっくりと言って、電話を切った。



スマホを持つ手は、大きく震えていた・・・。
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