経理部の女王様が落ちた先には
会議室の中は、何の音もしない。
私は、ただ静かに、待っている・・・。
目の前の、結城部長を・・・。
結城部長を、ただ、見詰め、待っている・・・。
結城部長は、また、笑った。
虫1匹も殺せないような顔で、笑顔を貼り付けたように。
「ダメ、ですか?」
私は、深くお辞儀をする。
「申し訳ございません。」
顔を上げようとした瞬間・・・
「・・・っっ!?」
結城部長に腕を強引に引かれ、胸の中に勢いよくぶつかり・・・
「・・・っヤッ・・・!!」
私の唇を塞がれる・・・
その口の中に、結城部長の熱を突き刺してくる・・・
私は、必死に結城部長の胸を押す・・・
ビクともしない、それどころか、私を抱き締める腕にもっと力を込める・・・。
私が抵抗する中、何度も、何度も、結城部長の熱が私の口の中を突き刺した。
長い長い時間の後・・・
結城部長が、やっと唇を離す・・・。
息を整えながら、私は結城部長を見上げる。
「“私”は、“貴方”が好きではありません。」
虫1匹も殺せないような顔の結城部長に、そう告げた・・・。
─────────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
私は、ただ静かに、待っている・・・。
目の前の、結城部長を・・・。
結城部長を、ただ、見詰め、待っている・・・。
結城部長は、また、笑った。
虫1匹も殺せないような顔で、笑顔を貼り付けたように。
「ダメ、ですか?」
私は、深くお辞儀をする。
「申し訳ございません。」
顔を上げようとした瞬間・・・
「・・・っっ!?」
結城部長に腕を強引に引かれ、胸の中に勢いよくぶつかり・・・
「・・・っヤッ・・・!!」
私の唇を塞がれる・・・
その口の中に、結城部長の熱を突き刺してくる・・・
私は、必死に結城部長の胸を押す・・・
ビクともしない、それどころか、私を抱き締める腕にもっと力を込める・・・。
私が抵抗する中、何度も、何度も、結城部長の熱が私の口の中を突き刺した。
長い長い時間の後・・・
結城部長が、やっと唇を離す・・・。
息を整えながら、私は結城部長を見上げる。
「“私”は、“貴方”が好きではありません。」
虫1匹も殺せないような顔の結城部長に、そう告げた・・・。
─────────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄