俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
「プッククククッアハハハハッ」

 朝から爆笑されるが、暁が爆笑する姿を見るのが初めてだ。

「……」ポカンと見てしまう。

「なんだ?」

「暁くんが笑った……」

「はあ?笑ったらダメなのか?」

「クールで俺様のイメージが」

「何気に悪口か?」

「いえいえ、滅相もない。笑ってる暁くん好きです」

「……」今度は暁がポカンとする番だ。

「ん?どうしたの?」

「せ、せ、せ」

「??」

「芹、今好きって言ったよな?間違いなく好きって」

「えっ?」無意識に口にした言葉を思い出す。

「あっ、言ったかも……?」

「何で疑問形なんだ?言っただろ!」 

「まあ」

「俺は好きだし愛してる」

「ありがとう」

 裸のままの暁の言葉に、嬉しさと恥ずかしさと複雑な気持ちが入り交じる。
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