俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
 会社で顔を合わせることが元々ないので、一先ず関係は公にしないことにした。

 初心者の芹に合わせゆっくり関係を築いていけばいい。

 ただ、ストーカーも受付も解決しなくてはならない。芹が危険な目に遭うのだけは避けたい。駿に協力してもらい早くに解決したいと思う。

 荷物を置いて、ワクワクしている芹を仕事部屋に案内した。

「す、凄い」

「スマホの画面もモニターに映せるから」

「えっ!じゃあ、巨大旬くんが見れるの?」

「芹は、俺を嫉妬させてお仕置きでもしてほしいのか?」

「はい??まさかっ!旬くんはゲームですよ?」

「わかっているが、芹が旬くん旬くんと言うたびに、何かムカつく」

「……」

「まあいい。お腹空いただろう?」

「あっ、うん。喉乾きました」

 昨夜、マンションで美味しい食事をいただいてから、色々ありすぎて飲み物すら飲んでいない。

「飲み物は冷蔵庫に入ってる。好きなもの飲んでくれ」

 仕事部屋の片隅に小さい冷蔵庫まで完備している。芹は、冷蔵庫を開け水をもらった。

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