カラダの関係は、お試し期間後に。

「そ、そう…っ私ね、ぜひあなたに作ってもらいたいカクテルがあるの！」

「…なんだい？」

「“カクテルの王様”…そう、マティーニ」
「あなたがジンで、私はベルモット……その２つが混(・)ざ(・)り(・)合(・)っ(・)て(・)完成する、キツくて濃いめのマティーニを飲み干したいのっ…！」

綾乃のその台本通りのセリフを最後にバーテンくんはリミッターが外れてしまい、一気に５センチ綾乃に接近した。

「ああ…っ、キミと、１つのオリーブを口移しし合いたい…！」

「………え（笑）」

「綾乃ちゃん！も、も、も、も、もう我慢できーーーん！！」

…ガバッ！！っと、そのままバーテンくんにソファーに押し倒されてしまった。
そしてズシッと、体格がいい男性の体重がのしかかってくる。

「や、やだっ…ちょっとバーテンくん？！(ヤバッ、ちょっと誘惑しすぎちゃった？！)」