先生、私がヤリました。
六
夏休みになって、私はおうちに居ることが多くなりました。
ハヅキくんはよく私の制服を指差して「あれ着ないの?」と聞いてきました。
「着ないよ。」
「なんで?」
「学校行かないから。」
「明日も?」
「うん。秋になるまで行かないの。」
「あき?」
「風が冷たくなるってこと。」
学校に行かないって言うと、ハヅキくんは嬉しそうでした。
ケージに入らなくていいし、きっと寂しかったんでしょうね。
四歳ですから。
当たり前です。
この部屋に来てからの二ヶ月間。
ハヅキくんは本当にいい子だったから新しい絵本とアニメのDVD、新しいパジャマを買ってあげました。
今度はちゃんとサイズが分かってたから、ハヅキくんの体にピッタリのやつ。
ブルーのチェックで、ハヅキくんにとても似合ってました。
そう、それ。
そのパジャマです。
こうやって見ると、やっぱり小さいですね。
監禁っていうか…、酷い生活をさせてたわけじゃないんで、それなりに成長はしていくものだと思ってましたけど…。
あと数年もすれば、そんなパジャマを着てたことなんて信じられないくらい大きくなるんでしょうね。
ハヅキくんはきっと優しくて頭のいい子になります。
だって先生の子だもん。
ハヅキくんはよく私の制服を指差して「あれ着ないの?」と聞いてきました。
「着ないよ。」
「なんで?」
「学校行かないから。」
「明日も?」
「うん。秋になるまで行かないの。」
「あき?」
「風が冷たくなるってこと。」
学校に行かないって言うと、ハヅキくんは嬉しそうでした。
ケージに入らなくていいし、きっと寂しかったんでしょうね。
四歳ですから。
当たり前です。
この部屋に来てからの二ヶ月間。
ハヅキくんは本当にいい子だったから新しい絵本とアニメのDVD、新しいパジャマを買ってあげました。
今度はちゃんとサイズが分かってたから、ハヅキくんの体にピッタリのやつ。
ブルーのチェックで、ハヅキくんにとても似合ってました。
そう、それ。
そのパジャマです。
こうやって見ると、やっぱり小さいですね。
監禁っていうか…、酷い生活をさせてたわけじゃないんで、それなりに成長はしていくものだと思ってましたけど…。
あと数年もすれば、そんなパジャマを着てたことなんて信じられないくらい大きくなるんでしょうね。
ハヅキくんはきっと優しくて頭のいい子になります。
だって先生の子だもん。