先生、私がヤリました。
「おねーちゃん、どこに行くの?公園?」
「もうすぐパパが迎えにくるよ。」
「でも…僕…パパに見つかってない…。」
「あのね、かくれんぼは引き分けになったの。」
「引き分け?」
「勝ってもないし、負けてもない。でもね、お姉ちゃんが負けちゃったの。」
ハヅキくんを私の膝に座らせて、後ろから小さい手を私の手で包みました。
本当に小さい。
リズちゃんもこんな感じだったっけ。
「お姉ちゃんと暮らすのは今日でおしまい。ハヅキくんは自分のおうちに帰って、パパとママと暮らすのよ。」
「またおねーちゃんと遊べる?」
「…おねーちゃんね、ちょっと遠くに行かなきゃいけないの。」
「リズちゃんの所?」
「リズちゃんよりは近いけど、ハヅキくんからは遠い。だからもう…、会えないかな。」
「ヤダ!僕、おねーちゃんとまたかくれんぼしたい!」
ハヅキくんが私のほうに正面を向けて、私の顔を見上げました。
両手でハヅキくんの頬をつまんだらぷにぷにでやわらかくて、小さい。
ハヅキくんはこんなにも小さいんだって…だからまだ戻れる。
ごめんねって思いました。
「だいじょうぶだからね。ちゃんとご褒美は買ってもらえるから。きっと。」
「そんなのいらない!おねーちゃんと遊べないならいらない!」
「ハヅキくん。」
「もうすぐパパが迎えにくるよ。」
「でも…僕…パパに見つかってない…。」
「あのね、かくれんぼは引き分けになったの。」
「引き分け?」
「勝ってもないし、負けてもない。でもね、お姉ちゃんが負けちゃったの。」
ハヅキくんを私の膝に座らせて、後ろから小さい手を私の手で包みました。
本当に小さい。
リズちゃんもこんな感じだったっけ。
「お姉ちゃんと暮らすのは今日でおしまい。ハヅキくんは自分のおうちに帰って、パパとママと暮らすのよ。」
「またおねーちゃんと遊べる?」
「…おねーちゃんね、ちょっと遠くに行かなきゃいけないの。」
「リズちゃんの所?」
「リズちゃんよりは近いけど、ハヅキくんからは遠い。だからもう…、会えないかな。」
「ヤダ!僕、おねーちゃんとまたかくれんぼしたい!」
ハヅキくんが私のほうに正面を向けて、私の顔を見上げました。
両手でハヅキくんの頬をつまんだらぷにぷにでやわらかくて、小さい。
ハヅキくんはこんなにも小さいんだって…だからまだ戻れる。
ごめんねって思いました。
「だいじょうぶだからね。ちゃんとご褒美は買ってもらえるから。きっと。」
「そんなのいらない!おねーちゃんと遊べないならいらない!」
「ハヅキくん。」