政略結婚ですが、不動産王に底なしの愛で甘やかされています
叔母さんは柳沢家の土地を私たち家族に一任すると言って嫁いだので、いろいろな面で揉めることもなく、景雪さんも含めて良好な親族関係を続けている。
「もしもし? どうかした?」
『あ、恵茉ちゃん? 久しぶり。今ちょっといい?』
久しぶりに聞く朔の声は元気な男の子っていう感じがしてほわっと心が和んだ。
「いいよ」
『ついさっき赤ちゃんの野良猫拾ったんだけど、どうすればいいのかわからなくて。牛乳あげればいい?』
「人間用の牛乳はお腹壊しちゃうからあげちゃダメなの。ちゃんと子猫用のミルクがあるから、それを……って、子猫ってどれくらい?」
いくつか質問をして朔が保護した子猫の状態を確認する。怪我をしている様子もなく健康状態も安定しているようなので、ひとまず病院は明日連れていけば問題ないだろう。
「大丈夫そう? 私が預かろうか?」
『父さんも母さんも歓迎ムードなんだ。このままうちの子にするよ』
「そっか」
温かい言葉に頬が緩む。
うちの子って言い方いいなぁ。
「もしもし? どうかした?」
『あ、恵茉ちゃん? 久しぶり。今ちょっといい?』
久しぶりに聞く朔の声は元気な男の子っていう感じがしてほわっと心が和んだ。
「いいよ」
『ついさっき赤ちゃんの野良猫拾ったんだけど、どうすればいいのかわからなくて。牛乳あげればいい?』
「人間用の牛乳はお腹壊しちゃうからあげちゃダメなの。ちゃんと子猫用のミルクがあるから、それを……って、子猫ってどれくらい?」
いくつか質問をして朔が保護した子猫の状態を確認する。怪我をしている様子もなく健康状態も安定しているようなので、ひとまず病院は明日連れていけば問題ないだろう。
「大丈夫そう? 私が預かろうか?」
『父さんも母さんも歓迎ムードなんだ。このままうちの子にするよ』
「そっか」
温かい言葉に頬が緩む。
うちの子って言い方いいなぁ。