LOVE HUNTER☆
「行ってきますっ」
冷え込む朝、今日からはジャケットの中にセーターを着て、玄関を飛び出した。
吐く息が白くて、手が冷たい。
朝はなるべく早起きをして、絶対、遅刻はしない。
そんな事をしたら、彼女に会う時間が減るから。
「おっはよ、啓太(ケイタ)!!」
「おはよ、菜月(ナツキ)。今日は寒いなぁ…」
同じ高校に通い、家も隣同士の俺達。
毎朝、家の前でお互いを待つ。
小さい頃から学校は一緒だし、兄弟みたいなモノかも?
最近はいつも矢野センの話題で、混み合う電車に揺られて、駅に着く。
学校までは少し遠くて、バスを利用する。
バスの中も矢野センの話題。
本当に好きなんだなぁ…と思いつつ、何も伝える事が出来ない自分が虚しくなる。
冷え込む朝、今日からはジャケットの中にセーターを着て、玄関を飛び出した。
吐く息が白くて、手が冷たい。
朝はなるべく早起きをして、絶対、遅刻はしない。
そんな事をしたら、彼女に会う時間が減るから。
「おっはよ、啓太(ケイタ)!!」
「おはよ、菜月(ナツキ)。今日は寒いなぁ…」
同じ高校に通い、家も隣同士の俺達。
毎朝、家の前でお互いを待つ。
小さい頃から学校は一緒だし、兄弟みたいなモノかも?
最近はいつも矢野センの話題で、混み合う電車に揺られて、駅に着く。
学校までは少し遠くて、バスを利用する。
バスの中も矢野センの話題。
本当に好きなんだなぁ…と思いつつ、何も伝える事が出来ない自分が虚しくなる。