グリーンピアト物語~命を紡ぎ愛を紡ぐ奇跡~

 以前の不意打ちのキスとは違い、優しく包み込んで労わってくれるようなキスがとても心地よく、セシレーヌはギュッとジュニアールの腕にしがみついた。

 ついばむようなキスから求めるキスになり、激しく唇が重なる…。
 どちらからともなく、求めあう唇…
 
 幸せになっていいんだよね…。

 セシレーヌはそう思った。



 ふわりと宙を浮く感覚に驚いたセシレーヌは、気づけばソファーに押し倒されていた。

 え? なに? まさか…ここで? 
 驚いているセシレーヌに、ゆっくりと覆いかぶさって来たジュニアール。

 まさか! ここは仮眠室だよ? 誰か来るかもしれないし、呼び出しが鳴るかもしれないのに…まさか? 

「…ずっと我慢していました。…その我慢も限界です…」

 そっと前髪をかき上げらえると、暖かいジュニアールの唇がセシレーヌの首筋を這って来た。

「ちょっと…待って! …ここは…」
 
 止めるセシレーヌの声を聞と、ジュニアールがギュッと胸を掴んできた。

 着ているブラウスの上から掴まれただけなのに、心地よく感じて思わずセシレーヌの吐息が漏れて来た。

「心配しなくて大丈夫ですよ。神様がくれた時間です、誰も邪魔しませんから安心して下さい」

 そゆう問題じゃないんだけど…
 でも…気持ちいい…。

 唇が首筋から鎖骨へ降りてきて胸へと這って来て、ゆっくりとセシレーヌのブラウスのボタンが外された。
 白く清楚な下着の間から、移植した傷跡が見えるとジュニアールはそっと手を当てた。

「この傷も全て、愛しています…」

 スルっと下着が外されると、柔らかいマシュマロのようなセシレーヌの胸が露になった。

「想像以上に大きいですね。とっても気持ちいいです」

 セシレーヌの胸に唇を這わせながら、ジュニアールは自分も服を脱いでいった。

 ジュニアールの体が露になると、手術の傷跡が目に入りセシレーヌはそっと触れた。

「この傷跡は、私の宝物です。…これを見ることが出来るのは、貴女しかいませんからね」
 
 触れた傷跡から暖かいエネルギーが伝わって来る…。

 直接身体を重ねると、とても暖かくちょっと冷えているセシレーヌにはちょうど心地よい体温だった。

「っ…」

 セシレーヌの入り口に、細くてしなやかなジュニアールに指が触れた。
 溢れんばかりの清らかな水に覆われた入り口は、まだ強張っているのか固い感じがした。

「大丈夫…力を抜いて下さい…」
 
 そう言われても初めて感じる感覚に、セシレーヌはどうしたら良いのか分からなかった。

「ゆっくりと息を吐いて下さい…大丈夫ですから」

 ジュニアールの誘導されるとセシレーヌの力が抜けて来た。
 強張ってた入り口も、ゆっくりと解れて来たんのを確認したジュニアールは、そのままセシレーヌの中へとゆっくりと入って行った。

 
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