最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
「だぁー!! うっさい!! 大人なら喚いてないでビシッとしなさい!!」
私は一度顔をあげて一喝した。
幼女にそんなことを言われるとは思ってもいなかったのか、ひゅっと息を吸い込み、周りの男たちは口と閉じた。
ざっとおぢさんの状態を確認する。
体の至る所から出血、意識は虚ろ、おそらく骨も折れているだろう。
「このくらいならへーき、へーき! 死んでなきゃ何とかなるんだから!!」
そう言いながら私は胸の前で両手を組み、私の信仰する慈母神マーネスに祈りを捧げる。
私の祈りに呼応するように、おぢさんの身体が淡い光に包まれ、やがてその光度を増していく。
光が弾けるようにおぢさんの身体の上で踊り、消えていった。
その度に、出血していた傷は消え、折れた骨が癒えていく。
「まさか……この嬢ちゃん、聖女か⁉︎ こんな歳の聖女様がこの街にいるなんて、俺ぁ聞いたことがなかったぞ?」
私が聖女かどうか。
答えは、そうである。
聖職者のうち、回復魔法を使えるものを特に回復師と呼ぶ。
私は一度顔をあげて一喝した。
幼女にそんなことを言われるとは思ってもいなかったのか、ひゅっと息を吸い込み、周りの男たちは口と閉じた。
ざっとおぢさんの状態を確認する。
体の至る所から出血、意識は虚ろ、おそらく骨も折れているだろう。
「このくらいならへーき、へーき! 死んでなきゃ何とかなるんだから!!」
そう言いながら私は胸の前で両手を組み、私の信仰する慈母神マーネスに祈りを捧げる。
私の祈りに呼応するように、おぢさんの身体が淡い光に包まれ、やがてその光度を増していく。
光が弾けるようにおぢさんの身体の上で踊り、消えていった。
その度に、出血していた傷は消え、折れた骨が癒えていく。
「まさか……この嬢ちゃん、聖女か⁉︎ こんな歳の聖女様がこの街にいるなんて、俺ぁ聞いたことがなかったぞ?」
私が聖女かどうか。
答えは、そうである。
聖職者のうち、回復魔法を使えるものを特に回復師と呼ぶ。