最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
気になって私から口を開く。
思ったことはすぐに口にするのが私の良いところだ。
「何? どうしたの?」
「え⁉︎ あ、いえ……贈物を指定していただけるという話でしたので、お待ちしておりました。何をご所望でしょうか……?」
「あ! そうだったわね! それじゃあ、言うわね!」
ゴクリ、とおじいさんの喉の鳴る音がこっちまで聞こえてきた。
そんなに身構えられると、ちょっと困るが、これだけは言わずにはいられない。
確かに少しわがままかもしれないけれど、町を魔獣の脅威から救ったのだから、その対価をもらっても慈母神マーネス様のバチは当たらないだろう。
私は思い切って、親指と小指だけ折った右手をおじいさんに突き刺し、答えた。
「カンロアメを三つちょうだい‼︎」
「は……?」
一瞬の沈黙。
どうしてだろう。三つはちょっと欲張りすぎただろうか。
やはり二つまでにするべきだったか。
いや、町を救ったのだからまず一つ。
戦神の再来に喜んでいるようだから二つ。
そして、私が可愛いから三つ。
思ったことはすぐに口にするのが私の良いところだ。
「何? どうしたの?」
「え⁉︎ あ、いえ……贈物を指定していただけるという話でしたので、お待ちしておりました。何をご所望でしょうか……?」
「あ! そうだったわね! それじゃあ、言うわね!」
ゴクリ、とおじいさんの喉の鳴る音がこっちまで聞こえてきた。
そんなに身構えられると、ちょっと困るが、これだけは言わずにはいられない。
確かに少しわがままかもしれないけれど、町を魔獣の脅威から救ったのだから、その対価をもらっても慈母神マーネス様のバチは当たらないだろう。
私は思い切って、親指と小指だけ折った右手をおじいさんに突き刺し、答えた。
「カンロアメを三つちょうだい‼︎」
「は……?」
一瞬の沈黙。
どうしてだろう。三つはちょっと欲張りすぎただろうか。
やはり二つまでにするべきだったか。
いや、町を救ったのだからまず一つ。
戦神の再来に喜んでいるようだから二つ。
そして、私が可愛いから三つ。