最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
前よりも手脚は短いが、その分ずっと速く動かせる。
顔に当たり後ろに流れる風が気持ちいい。
これならすぐにでもブレイブたちに追いつけそうだ。
「よーし!! このまま全速力で走ってやろう! ひとまず真っ直ぐ走った方が近道よね!!」
そう思った私は、自分の強化された身体能力を総動員して、とにかく真っ直ぐ進んだ。
道がなくても、勢いよく腕や脚を振り回していくだけで、自然とそこに道ができていく。
「道は自分で切り拓くものだって、慈母神様も仰ってたわ! 私が道を行くんじゃなくて、私の後に道ができるのよ!!」
なんだか楽しくなってしまった私は、全速力でどこまで走れるか試してみたくなった。
この速さなら、もしかしたら本当にすぐにブレイブたちに追いつくかもしれないし、真っ直ぐ走ってる分、むしろ私が先にトホクについてしまうかもしれない。
「ふふ……私が先にトホクに居たら、きっとブレイブたちびっくりするわよね」
なんだか嬉しくなって、口元を手で抑えながら、私はとにかく走り続けた。
走り続けて、そして……
「困ったわね。これ……間違いなく、迷ったわ……ここ、一体どこかしら?」
私は、私が作った道以外は人工のものなど一切見えない、深い森の中にいることにたった今気づき、辺りを見渡した後そう呟いた。
顔に当たり後ろに流れる風が気持ちいい。
これならすぐにでもブレイブたちに追いつけそうだ。
「よーし!! このまま全速力で走ってやろう! ひとまず真っ直ぐ走った方が近道よね!!」
そう思った私は、自分の強化された身体能力を総動員して、とにかく真っ直ぐ進んだ。
道がなくても、勢いよく腕や脚を振り回していくだけで、自然とそこに道ができていく。
「道は自分で切り拓くものだって、慈母神様も仰ってたわ! 私が道を行くんじゃなくて、私の後に道ができるのよ!!」
なんだか楽しくなってしまった私は、全速力でどこまで走れるか試してみたくなった。
この速さなら、もしかしたら本当にすぐにブレイブたちに追いつくかもしれないし、真っ直ぐ走ってる分、むしろ私が先にトホクについてしまうかもしれない。
「ふふ……私が先にトホクに居たら、きっとブレイブたちびっくりするわよね」
なんだか嬉しくなって、口元を手で抑えながら、私はとにかく走り続けた。
走り続けて、そして……
「困ったわね。これ……間違いなく、迷ったわ……ここ、一体どこかしら?」
私は、私が作った道以外は人工のものなど一切見えない、深い森の中にいることにたった今気づき、辺りを見渡した後そう呟いた。